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わたぬきかんのんやまこふん
綿貫観音山古墳
【Watanuki-kannonyama Burial Mound】

探検日(写真撮影日)  平成14年04月28日
データ作成日  平成15年01月13日
最新データ更新日  平成18年10月10日


築造年代6世紀末〜7世紀前半史跡指定国指定史跡
昭和48年4月14日
所在地高崎市綿貫町字観音山1572
【所有者】群馬県
アクセス高崎市(東)の古墳地図
古墳の概要

↑現在は史跡公園として整備されている。
【種類】
前方後円墳
2段築成

【サイズ】
全長:97m
周濠含め:178m
周濠幅:143m 
後円部径:61m
後円部高さ:9.4m
前方部幅:63m
前方部高さ:9.1m

綿貫古墳群中の一基。
上毛古墳総覧の岩鼻村22号
 管理人さんの話によると、公園化した当初、出土した素晴らしい埴輪群のレプリカを出土した位置に展示してあったとのことだが、全て破壊されてしまい、それ以後、展示をやめたとのこと。
 先人の残した素晴らしい文化を伝えようとする関係者の熱意を踏みにじる心ないいたずらをする人間がいることを残念に思う。
埋葬施設

↑後円部の中段面に南西に向けて開口。

↑↓古墳王国群馬で最大の規模を誇る石室


【横穴式石室】

・構造:両袖型
・向き:西南方に開口
・石積み:互目積
・石材:角閃石安山岩の切石
・羨道:奥半を角閃石安山岩の転石、前半は河原石を小口積
・玄室奥半に間仕切石と白石を棺座のようにしつらえる。

【サイズ】
全長:12.65m
玄室長:8.12m
奥壁幅:3.95m
奥壁高:2.68m
羨道長:4.53m
羨道奥幅:2.40m
羨道奥高:1.39m
入り口幅:1.34m
入り口高:1.18m


←石室内に入ってみるにはあらかじめ許可が必要とのことだが、我々が行った時には親切な管理人さんが開けて 、石の積み方や副葬品の出土の状況など解説してくれた。
県外からの見学者にはなるべく見せるようにしているとのこと。
出土遺物

↑墳丘中段と頂部の平坦な部分には埴輪が
並べられていた。特筆すべきは右から3つ目
の【3人童女】で他に例がない。
韓国との関わりが指摘されている。
管理人さんの話によると、韓国でも三人童女が出土したので、韓国の方も訪れるそう。
国指定重要文化財
群馬県綿貫観音山古墳出土品指定/昭和57年6月5日

【石室より】
 人骨も一部、鏡、大刀、金銅製大帯、銀製水瓶、銀製刀子、挂甲、冑、馬具、金環、須恵器。

副葬品が未盗掘で出土。

群馬の森県民歴史博物館所蔵
周辺施設 【埴輪列】 中段平坦面と墳頂部に配置。
・人物埴輪は主に石室入口側の中段平坦面に配置。
・石室入口部に靫負、三人童女、巫女、楽人などのグループ、くびれ部に貴人、武人などの人物群が配列。
・前方部側部には盾と円筒列
・前方部の両コーナーには馬、中央には農夫。
・東側は円筒列がめぐり形象埴輪の存在は明らかではない
・前方部頂部には家
・後円部頂部には家、器財、鶏形埴輪。
埴輪祭式が最も発達した時期のものである。

【周堀】 盾形で内堀、外堀と中堤がある。
・内堀:深さ1.2mから1.5mで幅は21mから25m前後
・中堤幅:10m前後
・外堀:幅4mから5m
その他 

 


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古墳☆参考文献の書庫 《関東》

 

古代豪族と渡来人

著者:大橋信弥
出版社:吉川弘文館
サイズ:単行本/408,
発行年月:2004年12月
税込 10,500 円

大陸や朝鮮半島から人々の渡来や文化の伝播は、古代国家形成に重要な役割を果たした。大和政権とも深くかかわる息長氏などの近江の古代豪族と渡来文化の関係や、志賀漢人・依知秦氏の渡来氏族の活動を多角的に解明。

【目次】
第1編 大和政権と近江の古代豪族(再び近江における息長氏の勢力について/息長氏と渡来文化―渡来氏族説をめぐって/鹿深臣氏について―甲賀郡の古代/佐々貴山君の系譜と伝承/獣帯鏡がつなぐもの―武寧王陵・三上山下古墳・綿貫観音山古墳)/第2編 近江の渡来氏族と渡来人(近江における渡来氏族の研究―志賀漢人を中心として/依知秦氏の形成/橘守金弓について/大友曰佐氏と安吉勝氏―蒲生郡の渡来文化/錦部寺とその造営氏族―南滋賀廃寺試論)/第3編 律令国家と近江(信楽殿壊運所について―天平末年の石山寺造営の背景/甲賀山作所とその川津/十里遺跡出土の天武朝木簡について/近江の律令遺跡の諸問題)
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。

【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典